HandpanTuner取扱説明書 チューナーを開く
目次
  1. 1はじめに
    1. 必要なもの
    2. トップ画面
    3. マイクを許可する
    4. 無料トライアル
    5. ライセンスを有効化する
    6. アプリをインストールする
    7. アップデート
  2. 2作業画面
    1. パソコンの場合
    2. スマートフォンとタブレットの場合
    3. ヘルプの吹き出し
    4. 全画面表示
  3. 3測定値の読み方
    1. 3つの部分音
    2. セント単位のずれ
    3. 色の意味
    4. 表示される音名
  4. 4ストロボ表示
    1. ゲージ
    2. 波形
    3. バー
    4. ホイール
    5. なし
    6. 目標音を聴く
  5. 5調律する音を選ぶ
    1. Auto
    2. 固定ノート
    3. 取得
    4. 音のグリッド
    5. スケール
    6. マイスケール
  6. 6基準ピッチ(A4)
  7. 7スペクトル
    1. 表示内容
    2. ズーム
    3. リファレンスを固定する
    4. 目印を消す
  8. 8スペクトログラム
    1. スペクトログラムの読み方
    2. グラフ下の帯
    3. 周波数範囲を選ぶ
    4. 状態を背景に固定する
  9. 9目印と読み取りカーソル
    1. 置く・動かす・削除する
    2. 目印の一覧と追跡
    3. 読み取りカーソル
  10. 10安定性
  11. 11記録と記録帳
    1. 記録を取る
    2. 記録帳
    3. 書き出しと読み込み
    4. 拡大表示
    5. 保存容量
  12. 12履歴
  13. 13サウンドジェネレーター
    1. 自由な周波数
    2. 音名
    3. 現在の音の倍数
    4. 音の部分音
    5. 自分の目印
    6. 音色と音量
    7. 動作のしくみ
  14. 14設定
  15. 15アプリが記憶するもの
  16. 16オフライン、データ、プライバシー
    1. オフラインでの利用
    2. データの扱い
  17. 17測定のコツ
  18. 18困ったときは
  19. 19用語集
  20. 20スケールメーカー
  21. 21お問い合わせ

HandpanTuner 取扱説明書

この説明書では、HandpanTuner のすべての機能を、画面、ボタン、設定、色、メッセージのひとつひとつに至るまで説明します。アプリを起動せずに読むことも、作業中にそばに開いておくこともできます。

2026年9月更新

1分でスタート
  1. パソコン、スマートフォン、タブレットのブラウザで handpantuner.app を開きます。
  2. 無料トライアル を押します。ライセンスキーをお持ちの場合は 無制限アクセス を押します。
  3. ブラウザからマイクの使用を求められたら、許可します。
  4. Auto を押し(チューナーは D3 にロックされた状態で開きます)、音を叩きます。アプリがその音を認識し、3つの部分音それぞれについて、目標値とのずれをセント単位で表示します。
  5. 色を確認します。緑は許容範囲内、オレンジは高すぎ、青は低すぎです。
  6. 調整中の音に表示を固定しておくには、固定ノート または 取得 を押します。

1はじめに

1.1必要なもの

1.2トップ画面

アプリを開くと最初に表示される画面です。次の項目があります。

1.3マイクを許可する

無制限アクセス または 無料トライアル を押すと、ブラウザがマイクの使用許可を求めてきます。許可してください。マイクがなければ何も測定できません。

マイクが拒否された場合や使用できない場合も作業画面は開きますが、「マイクを使用できません。ブラウザの権限を確認してください。」という赤いバナーが表示されます。ブラウザの設定でマイクを許可し(パソコンではサイトのアドレスの左にあるアイコンから、スマートフォンではサイトの権限設定から)、再試行 を押してください。✕ を押すとバナーが閉じます。

アプリは、測定を狂わせるエコーキャンセル、ノイズ抑制、自動ゲインをオフにするよう、システムに要求します。それでもシステムがこれらの処理のどれかを続ける場合は、設定のマイク選択の横に警告 ⚠ が表示されます(設定の「マイク」を参照)。

1.4無料トライアル

トライアルでは、クレジットカードもアカウントも不要で、すべての機能を使えます。現在の条件は、1日30分、利用日数で14日分です。無料トライアル ボタンには、常に残りが表示されます。

1.5ライセンスを有効化する

購入後、HPTN-XXXX-XXXX-XXXX の形式のキーが画面に表示され、メールでも届きます。有効化の手順は次のとおりです。

  1. 「HandpanTuner を有効化」ウィンドウを開きます。トップ画面で 無制限アクセス を押す(ライセンスがまだ有効でない場合)か、設定の「ライセンス」の行で キー を押します。ウィンドウには「調律モードにはライセンスが必要です。購入後に受け取ったキーを入力してください。」と表示されます。
  2. 「HPTN」に続く3つの欄に、12文字(数字と A から F までの英字)を入力します。カーソルは自動的に次の欄へ移ります。空の欄で Backspace キーを押すと、カーソルが前の欄に戻ります。どの欄にでもキー全体を貼り付けることもできます。「HPTN-」の有無は問わず、自動的に各欄に振り分けられます。
  3. 有効化 を押します(または Enter キーを押します)。ウィンドウが閉じ、チューナーが起動します。

同じウィンドウで ライセンスを購入 を押すと購入ページが開き、閉じる を押すとウィンドウが閉じます。有効化に失敗すると、欄の下にメッセージが表示されます。

端末は2台まで。ライセンスは現在2台の端末、正確には2つのブラウザで使えます。同じパソコンでも、Chrome と Firefox では2台分の枠を使います。設定の「ライセンス」の行に、使用中の台数が表示されます(例:1/2 台)。端末を変えるとき(パソコンを売る前など)は、解放 を押し、確認メッセージ(「この端末を解放しますか?ここではライセンスが無効になり、別の端末で使える枠が空きます。」)で承認します。「端末を解放しました。別の端末でキーを有効化できます。」というメッセージが表示され、アプリが再読み込みされます。キーは引き続き有効で、別の端末で有効化できます。処理に失敗した場合は、「サーバーに接続できません。オンラインで再試行してください。」(または接続に関するメッセージ)が表示されます。また、90日間使われなかった枠は自動的に解放されます。

オフライン時。一度有効化したライセンスは、インターネットなしで30日間使えます。接続できる状態であれば、アプリを開いたときと、1時間以上たってからアプリに戻ったときに、自動的に再確認されます。一度も確認されないまま30日が過ぎると、「ライセンス」の行に「期限切れ、オンラインで更新」と表示されます。端末をインターネットに接続し直し、アプリを開き直してください。

この行に表示されるその他の状態は、「未有効」、「有効 · … までオフライン可」(日付付き)です。また、一時的なキー(無料トライアルとは別のもの)の場合は、「お試し、残り 12 日(… まで)」、期限後は「お試し終了」と表示されます。無効になったキーをサーバーが拒否した場合は、アプリが次のように知らせます:「サーバーでライセンスを確認できませんでした。キーをもう一度入力してください。」

起動のたびにキーを求められる場合

ブラウザの保存領域がいっぱいで、ライセンスを保存できなかったためです。この場合は、有効化の時点でアプリが知らせます。空き容量を作ってから(履歴を消去する、または記録帳の記録を書き出してから削除する)、もう一度キーを入力してください。

1.6アプリをインストールする

インストールすると、アプリに専用のアイコンが付き、ブラウザのバーのない全画面で開き、オフラインでも動作します。最も快適な使い方です。

1.7アップデート

アプリは自動的にアップデートされます。新しいバージョンの準備ができると、「新しいバージョンがあります。」というバナーが表示されます。更新 を押すと、すぐにアプリが再読み込みされます。✕ でバナーを閉じた場合は、次回起動時に新しいバージョンが適用されます。バージョン番号は、画面上部の HandpanTuner の名前の横と、設定の「バージョン」の行に表示されます。

2作業画面

作業画面のレイアウトは、ウィンドウの幅によって変わります。パソコンでは2列、スマートフォンや縦向きのタブレットでは1列になります。使えるツールは同じです。

2.1パソコンの場合

パソコンでの作業画面(ウィンドウの幅が1080ピクセル以上の場合)。
  1. 作業バー:記録、記録帳、履歴(「記録と記録帳」と「履歴」を参照)。
  2. ストロボ表示:3つの部分音を表示します(「ストロボ表示」を参照)。
  3. スペクトルとそのズームバー(「スペクトル」を参照)。
  4. スペクトログラム:比率を示す帯と、周波数範囲を調整するバーが付いています(「スペクトログラム」を参照)。
  5. 安定性とその表示レンジのボタン(「安定性」を参照)。
  6. 基準ピッチ(440 432 − A4 +)と 設定 ボタン。
  7. サウンドジェネレーター:パソコンでは常に開いています(「サウンドジェネレーター」を参照)。
  8. 音の選択(「調律する音を選ぶ」を参照)。

右上には、言語の選択と、ブラウザを全画面表示にする ボタンがあります。

2.2スマートフォンとタブレットの場合

スマートフォンでの作業画面:1列表示で、ボタンは上部に並びます。

画面上部には、次のボタンが並んでいます。

スマートフォンでは、基準ピッチと言語は設定の中にあります。基準ピッチは設定の最初の行です。

2.3ヘルプの吹き出し

点線の下線が付いた項目名にマウスを重ねるか、タッチ画面でタップすると、説明の吹き出しが開きます。吹き出しは5秒たつか、ほかの場所に触れると自動的に閉じます。ボタンも、マウスポインターを止めると短い説明を表示します。

2.4全画面表示

3測定値の読み方

3.13つの部分音

ハンドパンの1つの音には、複数の音が同時に含まれています。HandpanTuner は、調律の対象となる3つの部分音を、常に同時に測定します。

部分音画面上の表記説明
基音基音主となる音。最も大きく聞こえ、音名の由来となる音です。
オクターブオクターブ ×2、8度、オクターブ基音の2倍の周波数で振動します。1オクターブ上の音です。
5度5度 ×3、5度基音の3倍の周波数で振動します。1オクターブと5度上の音です。

スペクトル、スペクトログラム、安定性では、各部分音は常に同じ色で示されます。基音は金色、オクターブはシアン、5度はピンクです。

3.2セント単位のずれ

各部分音に表示される数値は、測定周波数と目標周波数とのずれをセントで表したものです。100セントで半音になるので、1セントはごくわずかな差です。値は0.1セント単位で表示されます。

目標周波数は、選んだ音と基準ピッチ(初期値はラ=440 Hz)から計算されます。基音はその音の周波数、オクターブはその2倍、5度はほぼ3倍が目標です(正確な値は「部分音の基準」の設定によって決まります)。さらに「目標値のずれ」で、それぞれの目標をずらすこともできます。

ずれが許容範囲内に収まっていれば、その部分音は合っているとみなされます。許容範囲の初期値は ±2セントです。

3.3色の意味

緑ずれが許容範囲内です。部分音は合っています。 オレンジ許容範囲を超えて高すぎます。 青許容範囲を超えて低すぎます。 グレーこの部分音の測定値がありません。音が弱すぎるか、鳴っていないか、音が消えています。このとき値は横線 に置き換わります。

この4色は、数値、ゲージ、ホイールのリングに使われます。「波形」と「バー」では、部分音が合うと枠内の線が緑になります(「ストロボ表示」を参照)。グラフでは、金色、シアン、ピンクが部分音を表します。自分で置いた目印はクリーム色、スペクトル上に固定したリファレンスは緑青色です。

3.4表示される音名

測定中の音名は、ストロボ表示に大きな文字で示され、オクターブ番号が小さく添えられます(例:D3)。ストロボ表示のパネルを隠している場合は、表示されている最初のパネルに音名が出ます。

「ホイール」表示では、ホイールの中央に、音名、大きな文字で基音のずれ(例:+1.8 ¢)、目標周波数(例:146.83 Hz 目標)が表示されます。音が測定されていないときは、音名は横線に、ずれは3つの点に置き換わります。

音名は、世界で最も広く使われている英語式のアルファベット表記で示します。後に続く数字はオクターブ番号です。基準ピッチのラは A4、ピアノの中央のド(中央ハ)は C4 です。

英語音名CDEFGAB
階名ドレミファソラシ

# はシャープ(♯)を表します。C# はド♯(嬰ハ)、A#3 はオクターブ3のラ♯です。

4ストロボ表示

ストロボ表示は、3つの部分音の状態をひと目で示します。表示方法は 波形(初期値)、バー、ホイール、なし の4種類で、設定の「ストロボ表示」の行で選びます。

「波形」「バー」「なし」では、部分音ごとに1行が割り当てられ、名前(基音、オクターブ、5度)、目標音を鳴らす ▶ ボタン、セント単位のずれ、アニメーション枠(「なし」では空)、ゲージが並びます。

4.1ゲージ

−5+5−10+10−25+25−50+500−100+100目標← 低すぎ高すぎ →カーソル:+4 ¢緑のゾーン:±2 ¢目盛り(セント)
部分音のゲージ。この例では、許容範囲 ±2セントに対して4セント高すぎます。数値は説明のために書き加えたもので、アプリの目盛りには数値は表示されません。

カーソルとアニメーションは、測定に合わせて連続的に動きます。一方、数値は読みやすさを保つため、設定の「数値の表示」で選んだ間隔で更新されます。

4.2波形

枠の中に3本の波線があります。部分音が目標から離れているほど、波は大きくなります。波は部分音が高すぎると右へ、低すぎると左へ動き、ずれが大きいほど速く動きます。部分音が許容範囲に入ると線は緑になり、ずれが0.3セント未満になると完全に平らになって止まります。許容範囲外では、線の色は基音が金色、オクターブと5度がブルーグレーです。

4.3バー

枠の中を光る帯が流れます。部分音が高すぎると右へ、低すぎると左へ流れ、ずれが大きいほど速くなります。部分音が合うと帯は緑になり、ほぼ止まります。許容範囲外では、基音が金色、オクターブと5度がブルーグレーです。

4.4ホイール

基音オクターブ5度D3+3.1 ¢146.83 Hz 目標高すぎ:時計回り低すぎ:反時計回り
ホイール:部分音ごとに1つのリングがあります(この例では、基音が高すぎ、オクターブは合っていて、5度が低すぎます)。

従来型の円形ストロボで、3つの同心円状のリングがあります。

各リングは、部分音が高すぎると時計回りに、低すぎると反時計回りに回転し、ずれが大きいほど速く回ります(25セントを超えると速度はそれ以上上がりません)。部分音が合うと静止します。色はいつものルールどおり、緑、オレンジ、青で、測定値がないときは濃いグレーです。3つの部分音が同時に合うと、緑の光の輪がホイールを照らします。

中央には、音名、大きな文字で基音のずれ、目標周波数が表示されます。パソコンでは、ホイールは3つの行(名前、ずれ、ゲージ)の横に表示されます。ストロボ表示を全画面にすると、ホイールがパネル全体に広がり、その下に「基音」「オクターブ ×2」「5度 ×3」の3つのチップが並びます。各チップには、▶ ボタン、ずれ、測定周波数があります。薄く表示されたチップは、部分音が弱く、測定の信頼性が低いことを示します。各チップの名前からは、それぞれ次のヘルプの吹き出しを開けます:「その音の主成分で、最も大きく聞こえる音。外側の大きなリング。」、「2倍の周波数で振動する部分音:1オクターブ上。中間のリング。」、「3倍の周波数の部分音:1オクターブ+5度上。中央の小さなリング。」

4.5なし

アニメーションはありません。各行には名前、▶ ボタン、ずれ、ゲージが残り、枠は空のままです。数値だけを見たいときに、落ち着いた画面で作業できます。

4.6目標音を聴く

各部分音の ▶ ボタンを押すと、その部分音の目標周波数で純音が鳴ります。ボタンは ■ に変わり、これを押すと音が止まります。対象の音が変わると鳴る音もそれに合わせて変わり、「部分音の基準」と「目標値のずれ」の設定も反映されます。複数の部分音を同時に鳴らすこともできます。楽器の音と目標を耳で比べるのに便利です。

対象の音が決まっている必要があります。「固定ノート」では常に決まっています。「Auto」では、音が認識されるまではボタンを押しても何も起こらず、音が検出されなくなると鳴っている音も止まります。

5調律する音を選ぶ

音の選択ブロックは、パソコンでは右の列に、スマートフォンではグラフの下にあります。上から順に、スケールボタン(プリセットのスケールでは、ディンの選択も)、Auto、固定ノート、取得 の3つのモード、オクターブボタン、音のグリッドが並びます。

起動時の状態

アプリは自由スケールの状態で起動し、固定ノート で D3 にロックされています。Auto に切り替えるか、スケールを選ぶか、グリッドで調律する音を直接タップしてください。

5.1Auto

アプリが、叩いた音を認識して測定します。認識された音は、グリッド上で点灯します。

グリッドで点灯している音をタップすると、アプリはその音にロックされます(固定ノートモード)。

5.2固定ノート

ほかの音が鳴っても、アプリは1つの音にとどまります。ハンマー作業中に使うモードです。トーンフィールドの周りを叩いても、目標は変わりません。

明らかに別の音を鳴らすと、画面上部に赤いバナーが表示されます(例:「演奏中:A3、ロック中:D3」)。測定値はロック中の音のままです。バナーは、ロック中の音をもう一度鳴らすか、1秒間無音が続くと消えます。

5.3取得

取得 を押してから、調律する音を叩きます。音を待っているあいだ、ボタンには「音を叩いてください…」と表示されます。感度のしきい値を大きく上回る明瞭な音が約0.4秒間続くと、アプリはすぐにその音にロックし、ボタンは通常の表示に戻ります。取り消すには、もう一度 取得 を押します。固定ノートモードだった場合は、音を待つあいだ Auto に戻ります。

ヘルプの吹き出し:「押してから調律したい音を叩くと、アプリがその音を検出し、変更するまでロックし続けます。」

5.4音のグリッド

認識された音(Auto の場合)またはロック中の音(固定ノートの場合)が強調表示されます。

5.5スケール

スケールボタンには、現在のスケールが表示されます(例:スケール:自由(クロマチック) ▾)。押すと、スケールの一覧が開きます。

プリセットのスケールでは、ボタンの横に2つのリストが現れます。ディンの音(C~B)と、そのオクターブ(Oct 2、Oct 3、Oct 4)です。スケールはこのディンを基に組み立てられ、初期値は D3 です。スケールを選んだりディンを変えたりすると、Auto モードに戻ります。

5.6マイスケール

「★ マイスケール(カスタム)」を選ぶと、自分の楽器の音を正確に並べたリストを作れます。次のヘルプが表示されます:「グリッドであなたのハンドパンの音を選択(ボタンでオクターブ切替)。チップをタップで調律、✕で削除。」

作成したスケールは、端末のブラウザに保存されます。次回起動時は、スケールの一覧から「★ マイスケール(カスタム)」をもう一度選ぶと、元のスケールを使えます。スケールはページのアドレスにも書き込まれます(#g= で始まる部分)。ブックマークや共有したリンクから開くと、そのスケールを設定した状態でチューナーが直接開きます。

6基準ピッチ(A4)

基準ピッチとは、すべての目標の基になるラ(A4)の周波数です。国際標準は 440 Hz ですが、432 Hz で調律されたハンドパンもあります。

変更はすぐにすべての目標に反映され、記憶されます。基準ピッチは、パソコンでは右の列の上部に、スマートフォンでは設定の中にあります。ヘルプの吹き出し:「ラ(A)の基準周波数。440 Hz が国際標準。432 Hz のハンドパンもあります。」

7スペクトル

7.1表示内容

スペクトルは、その瞬間に音のエネルギーがどの周波数にあるかを示します。横軸が周波数(左から右へ。各オクターブが同じ幅を占める対数目盛り)、縦軸がレベル(下から上へ)です。どの部分音が強いか、また本来何も鳴らないはずの場所に余計なピークが現れていないかがわかります。

スペクトルに目印を置いたり、マウスを重ねて正確な周波数を読み取ったりできます(「目印と読み取りカーソル」を参照)。

7.2ズーム

スペクトルの下のバーで、表示する周波数範囲を選びます。選択は記憶されます。

ボタン表示範囲
全体40~3400 Hz。
目標3つの部分音をまとめて表示します。基音の少し下から5度の少し上までです。
基音 · オクターブ · 5度その部分音の目標を中心とした狭い範囲(上下それぞれ約2.5半音)。ピークを詳しく見られます。

7.3リファレンスを固定する

固定 ボタンは、ある打音のスペクトルの形を残して、その後の打音と比べられるようにします。たとえば、ハンマーで叩く前と後、あるいは2つの音どうしを比較できます。

  1. 固定 を押すと、「キャプチャ待機中:好きなタイミングで音を鳴らせば自動で固定されます。」と表示されます。
  2. 音を叩きます。アプリは、その後2秒間で最もはっきりしたスペクトルを保持し、リアルタイムのスペクトルの背後に緑青色で描きます。このとき「リファレンス固定:鳴らして比較できます。」と表示されます。
  3. もう一度鳴らします。リファレンスから何が動いたかが、すぐにわかります。

もう一度 固定 を押すと、リファレンスが消え(キャプチャの待機中なら待機が取り消され)、「比較を消去しました」と表示されます。キャプチャの待機中や、リファレンスの表示中は、ボタンが点灯したままになります。

ボタンの吹き出し:「リファレンスを固定:ボタンを押してから、好きなタイミングで音を鳴らすと、最も強い瞬間が重ねて表示されます。」

7.4目印を消す

ズームバーの端にある ✕ を押すと、スペクトルとスペクトログラムの目印がすべて一度に消えます。

8スペクトログラム

8.1スペクトログラムの読み方

スペクトルが一瞬を示すのに対し、スペクトログラムはその時間的な変化を示します。どの周波数が長く続き、どれが先に消えるか、ある打音には現れて別の打音には現れないものは何か、さらにはハンドパン製作者が shoulder tones(ショルダートーン)と呼ぶ副次的な周波数まで見えます。

目印を置いたり、作業中に副次的な部分音を追跡したり、マウスを重ねて周波数を読み取ったりできます(「目印と読み取りカーソル」を参照)。

8.2グラフ下の帯

スペクトログラムの下にある帯は、周波数の位置をつかむのに役立ちます。

8.3周波数範囲を選ぶ

帯の下のバーは、基音の0.35倍から32倍までの、設定できる全範囲を表します。明るい部分が表示中の範囲で、その範囲は右側に表示されます(例:×0.7-24)。バーの吹き出しには「ドラッグで移動、端を引くと拡大縮小」と表示されます。

範囲を比率1.6より狭くすることはできません。アプリを開くたびに、初期範囲(0.7倍~24倍)に戻ります。

8.4状態を背景に固定する

スペクトログラムの下にある範囲バーの端の 固定 ボタンを押すと、現在の画像が半透明で背景に固定されます。新しい行はその上に描かれるので、何が移動したかがわかります。このとき「状態を背景に固定しました」というメッセージが表示されます。もう一度押すと背景が消えます(メッセージ「背景を消去しました」)。ボタンの吹き出し:「現在の状態を背景に固定し、移動が見えるようにします」。

9目印と読み取りカーソル

目印は、スペクトルとスペクトログラム上の特定の周波数に付ける印です。部分音を見つけたり、音を調整しながらその部分音を追跡したり、ジェネレーターで聴いたりするのに使います。目印は記録と一緒に保存されます。

9.1置く・動かす・削除する

目印の最大数は、スペクトログラムの大きさによって変わります(3~40個)。それを超えると、新しい目印を置くたびに最も古い目印が置き換えられます。まだ一度も目印を置いていないあいだは、スペクトログラムの隅に「クリックして目印を置く」というヒントが表示されます。

9.2目印の一覧と追跡

スペクトログラムの左上に、目印ごとの枠があります。

目印を置いた時点で、アプリは、スペクトログラムに記録されている数秒間にそのピークが平均してどこにあったかを測定します。これが開始位置になります。その後は、ピークの現在位置をこの開始位置と常に比較します。

+ オレンジピークが上がりました。 − 青ピークが下がりました。 緑ピークは、自然な揺らぎの範囲を超えて動いていません。 グレーの横線今のところピークが見つかりません(無音、またはその位置の音が弱すぎます)。

目印が2つ以上あると、最後に すべて消去 の枠が現れ、目印をすべて削除できます。

副次的な部分音を追跡する

スペクトログラムのピーク(たとえば shoulder tone)に目印を置いてから、音を調整します。叩くたびに、目印を置いたときからそのピークがどれだけ、どちらの方向に動いたかが、目印の枠に表示されます。

9.3読み取りカーソル

スペクトルやスペクトログラムの上にマウスを重ねると、点線がポインターに追従し、ラベルに周波数(Hz)、その位置のレベル(dB)、スペクトログラムではその行の経過時間(例:−3.2 s)が表示されます。

タッチ画面では、指を3分の1秒ほど押し当てたままにすると、ラベルが現れます。ラベルは、指を離してから1.6秒後に消えます。グラフへのほかのタッチと同じく、この長押しでも目印が置かれます。不要な場合は、その ✕ で削除してください。

10安定性

安定性パネルは、直近数秒間の各部分音のずれを線で描きます。数値だけでは、音が響いているあいだに変化しているのか、ごく近い2つの高さのあいだで揺れているのかはわかりませんが、このグラフならわかります。

読み方:平らな曲線は、安定した音です。上がったり下がったりする曲線は、響いているあいだに高さが動いている音です。規則的に波打つ曲線は、ごく近い2つの高さがうなりを生じていることを示します。叩いた直後はたいてい乱れるので、音が持続している部分を読んでください。

豆知識:消えていく音は、耳には下がって聞こえる

音が減衰していくあいだ、周波数が変わっていなくても、耳には少し低く聞こえる傾向があります。曲線は平らなのに音が「下がる」ように聞こえたら、曲線を信じてください。楽器ではなく、聴覚による効果です。

11記録と記録帳

11.1記録を取る

記録 ボタン(「スペクトログラムと測定値を記録帳に保存します。」)は、現在の音の状態を記録します。記録されるのは、帯を含むスペクトログラムの画像、音名とその目標周波数、3つのずれと測定周波数、基準ピッチ、スペクトログラムの範囲、そして目印です。音が測定されている必要があり、測定されていない場合は「音が検出されません。音を鳴らしてから記録してください。」と表示されます。

続いて、「この記録を保存」ウィンドウが開きます。

ブラウザの保存領域がいっぱいの場合は、ウィンドウに次のように表示されます:「保存できませんでした。ブラウザの容量が満杯です。この画像を書き出してから、記録帳の空きを作ってください。」

11.2記録帳

記録帳 ボタンを押すと、「調律記録帳」が開きます。「保存した記録」の一覧が、件数とともに新しい順に表示されます。各記録には、画像(目印が描き込まれています)、楽器名と音名、日付と時刻、測定値の要約が表示されます。各記録のボタンは次のとおりです。

一覧の下には、すべて選択、選択を解除、書き出し、削除(これらは選択した記録が対象です。削除の前には「4件のキャプチャを削除しますか。取り消せません。」という確認が表示されます)、そして 読み込み があります。選択中の件数は、その横に表示されます(例:「3件を選択」)。記録帳は、✕ を押すか、外側をクリックすると閉じます。記録がないあいだは、「記録がありません。音を鳴らしてから『記録』を押してください。」と表示されます。

11.3書き出しと読み込み

記録を選択してから 書き出し を押すと、選択件数を示すウィンドウが開き、3つの形式から選べます。何も選択していない場合は、「書き出すキャプチャを先に選んでください。」と表示されます。

形式内容
記録帳ファイル (.json)名前、日付、コメント、目印を保持します。読み込み直せる唯一の形式です。ファイル名:handpan-releves-2026-09-27.json(当日の日付入り)。
画像 (.jpg)記録ごとに1枚の画像で、次の情報が書き込まれます:楽器、音名、日付と時刻、基準ピッチと基音の目標周波数、3つの部分音(周波数とずれ)、目印(比率で表記。例:x2.97)、コメント(最大4行)、サイトのアドレス。読み込み直すことはできません。各ファイル名には、楽器名と日付が入ります。
表 (.csv)記録ごとに1行で、画像は含まれません。表計算ソフト(Excel、LibreOffice、Numbers)で使えます。列:Instrument、Date、Note、A4、Reference、Fondamentale (Hz)、Ecart (c)、Octave (Hz)、Ecart (c)、Quinte (Hz)、Ecart (c)、Reperes (Hz)、Notes(コメント)。区切り文字:セミコロン。ファイル名:handpantuner-2026-09-27.csv。

キャンセル を押すか、外側をクリックすると、何も書き出さずにウィンドウが閉じます。

読み込み:以前に書き出した .json ファイルを選びます。そのファイルの記録が記録帳に追加されます。すでにある記録が重複することはありません。読み込みが完了すると「12件を読み込みました。」と表示され、記録帳のファイルでない場合は「読み込めないファイルです。」と表示されます。

別の端末に移す

記録帳は端末間で同期されません。別の端末で使うには、最初の端末で .json 形式で書き出し(すべて選択、続いて 書き出し)、そのファイルを2台目の端末で読み込みます。

11.4拡大表示

記録帳の記録、または履歴のキャプチャにある ⛶ ボタンを押すと、拡大して表示されます。

上部には、記録の測定値と目印の一覧(基音に対する比率と周波数)が、3個の目印をグラフへ送る と すべて消去 とともに表示されます。画像として書き出す を押すと、情報入りの画像をダウンロードします。1行に、楽器、音名、基音の目標周波数、日付、基準ピッチ、ズーム倍率がまとめて表示されます。ここで追加・削除した目印は、記録に保存されます。✕ を押すか、外側をクリックすると閉じます。

11.5保存容量

記録は端末のブラウザ内にだけ保存され、それ以外の場所には保存されません。一覧の下のゲージに、件数と使用容量が表示されます(例:「18件のキャプチャ、1.4 MB使用。」)。記録帳と履歴は、約 5 MB の領域を共有しています。

容量不足で記録帳への書き込み(保存、名前の変更、読み込みなど)に失敗すると、「保存容量が上限です。書き出してから古いものを削除してください。」と表示されます。

記録帳には、「この記録はブラウザ内に保存されます。定期的に書き出してください。キャッシュを消すと失われます。」と「画像には情報が入りますが、読み込みには使えません。それには記録帳の書き出しをお使いください。」という2つの注意書きがあります。

12履歴

作業中、アプリはスペクトログラムと測定値のキャプチャを自動的に保存します。記録し忘れた瞬間を、あとから見つけられます。

履歴 ボタンを押すと「スペクトログラムと測定値の履歴」パネルが開き、「作業中に画像と測定値を自動で記録します。上限に達すると古いものから消えます。」という説明が表示されます。一覧は新しい順に並びます。パネルは ✕ で閉じます。

各キャプチャには、画像、音名、時刻、目印の数(例:2 ✛)、測定値が表示されます。各キャプチャのボタンは次のとおりです。

下部には、自動キャプチャを止める 停止する(ボタンは 再開する に変わり、この選択は記憶されます)、確認(「履歴をすべて消去しますか?」)のうえで履歴を空にする 消去、使用状況を示すカウンター(例:12 / 20)があります。一覧が空のときは「まだ何もありません。演奏中に自動で記録されます。」、自動キャプチャを止めている場合は「履歴は停止中です。」と表示されます。

記録帳や履歴を開くと、ジェネレーターの音が止まります。

13サウンドジェネレーター

ジェネレーターでは、自由な周波数、鍵盤の音、現在の音の倍数、調律の目標、目印など、どんな周波数でも鳴らせます。パソコンでは、右の列に常に開いています。スマートフォンではページのいちばん下にあり、 音 ボタンでそこへ直接移動できます。

13.1自由な周波数

▶ ボタンを押すと入力欄の周波数が鳴り、ボタンは停止用の ■ に変わります。入力欄には、20~8000 Hz を 0.1 Hz 単位で入力できます。横には、最も近い音名(周波数が2つの音のあいだにある場合はそのずれも)と、鳴っている周波数が表示されます(例:D3 · 146.8 Hz、D3 +37 ¢ · 150.0 Hz)。音が鳴っているあいだに値を変えることもできます。

13.2音名

C から B までの12鍵の鍵盤と、オクターブの選択(− と +。0~8、初期値は3)があります。鍵盤を押すと、現在の基準ピッチから計算された音が鳴ります。

13.3現在の音の倍数

×1~×24 のボタンで、現在の音の基音の整数倍を鳴らします(最大 16,000 Hz)。これは設定に左右されない「純正倍音」の系列で、スペクトルを探ったり、スペクトログラムで見つけた周波数を特定したりするのに使います。マウスを重ねると、各ボタンに周波数と最も近い音名が表示されます。

13.4音の部分音

基音、8度、5度 の3つのボタンがあり、それぞれに周波数が表示されます。これらは現在の音の調律の目標です。倍数とは異なり、「部分音の基準」(見出しの横に「平均律」「純正」「カスタム」のいずれかが表示されます)と「目標値のずれ」に従います。

13.5自分の目印

置いた目印ごとにボタンがあり、周波数と基音に対する比率が表示されます。目印がないときは、「スペクトログラムに目印を置くと、ここに現れて聴けます。」と表示されます。

13.6音色と音量

13.7動作のしくみ

マイクはジェネレーターの音も拾います

ジェネレーターの音も、ほかの音と同じようにマイクに拾われます。測定に混ざらないように、音量を下げるか、ヘッドホンを使ってください。

14設定

設定 ボタン(スマートフォンでは アイコン)を押すと、設定パネルが開きます。パネルは、パソコンでは右下に、スマートフォンでは画面の下部に表示され、✕ で閉じます。変更はすぐに反映され、ほとんどの設定は記憶されます(「アプリが記憶するもの」を参照)。以下では、表示される順に設定を説明します。字下げされた文は、ヘルプの吹き出しの内容です。

基準ピッチ A4(スマートフォンのみ、最初の行)

パソコンと同じく、440 432 − + のボタンと、400~480 Hz の入力欄があります。「基準ピッチ」を参照してください。

言語(スマートフォンの場合。パソコンでは、言語の選択は画面の右上にあります)

EnglishFrançaisDeutschEspañolItalianoPortuguês日本語中文Русский

アプリ全体の言語が、すぐに切り替わります。初回起動時は、ブラウザの言語が使われます。その言語に対応していない場合は、英語になります。

許容範囲

±1±2±5±10−入力欄+

部分音が合っているとみなされる、ずれの上限です。− と + のボタンで値が0.5セントずつ変わり、入力欄には0.5~50セントを入力できます(Enter キーで確定)。許容範囲に応じて、色、ゲージの緑のゾーン、安定性の緑の帯、ホイールの光の輪が決まります。

初期値:±2 ¢

「どこまでのずれを『合っている』とみなすか。通常は ±2 ¢。」

感度

非常に低い低標準高非常に高い

部分音が測定されるために必要な、最小のレベルです。感度が高いほど、弱い部分音や音の終わりまで追跡でき、低いほど部屋の雑音をよく無視できます。しきい値は「非常に低い」から「非常に高い」まで順に、−42、−58、−72、−95、−104 dB です。

初期値:標準

「測定する最小音量。高:弱い部分音も検出。低:周囲の雑音を無視。」

マイク

端末のマイクの一覧です。マイクを許可すると一覧が表示され、それまでは「まずマイクを有効にしてください」と表示されます。変更はすぐに反映されます。この選択は記憶されず、起動するたびにシステムの既定のマイクが使われます。

システムが測定を狂わせる音声処理を強制している場合は、見出しの横に警告が表示されます(例:「⚠ エコーキャンセル、ノイズ抑制、自動ゲイン」)。システムのオーディオ設定でこれらの処理をオフにするか、別のマイクを使ってください。

「測定に使うマイク。音の近くに置いた外部マイクの方が良い結果になります。」

部分音の基準

平均律純正カスタム

5度の目標を決めます(オクターブの目標は、常に基音のちょうど2倍です)。

  • 平均律:クロマチックチューナーと同じ5度で、基音から平均律で19半音上です。正確な3倍より1.96セント低くなります。
  • 純正:基音のちょうど3倍です(比率 3/1)。
  • カスタム:正確な3倍を、好みの値だけずらしたものです。− と + のボタンが現れ、値と「5度のずれ」の表示が付きます(例:−2.0 ¢)。値は −20~+20セントの範囲で、0.5セント刻みです。初期値の −2.0 は、平均律の5度にほぼ等しい値です。

この選択は、測定値、目標の線、目標音(▶ ボタン)、ジェネレーターの部分音に適用されます。

初期値:平均律

「5度の基準。平均律:クロマチックチューナーと同じ。純正:正確な3/1の比、約2セント高い。カスタム:ずれを調整できます。」

目標値のずれ

Fond ¢Oct ¢5te ¢

3つの入力欄(基音、オクターブ、5度)と、それぞれの − と + のボタンで、各部分音の目標を −30~+30セントの範囲で、0.5セント刻みにずらします。各ずれは、その部分音だけに作用します。基音をずらしても、オクターブの目標は動きません。自分の手法や製作の流派に特有の値を目標にしたいときに便利です。ずれは、測定値、目標の線、目標音(▶ ボタン)、ジェネレーターの部分音に適用されます。

初期値:0、0、0

「各部分音の目標周波数をセント単位でずらします(基音・オクターブ・5度)。0=理論値の調律。」

ヘルプ

取扱説明書 ボタンを押すと、この説明書が新しいタブで開きます。グラフの見かた ボタンを押すと、「安定性:直近数秒間の3つの部分音のずれ。スペクトル:音の指紋。色の線が目標を示します。スペクトログラム:時間の中のモードを、基音との比率(×2、×3、×9 など)で示します。」という短い説明が展開されます。もう一度押すと、説明が閉じます。

全画面で部分音を表示

オフオン

拡大したパネルの下部に、3つのずれを示す帯を表示するかどうかを切り替えます(「全画面表示」を参照)。

初期値:オン

「拡大した画面の下に3つのずれを表示します。グラフの高さが少し減ります。」

パネル

ストロボスペクトルスペクトログラム安定性

各ボタンで、パネルの表示と非表示を切り替えます(「ストロボ」はストロボ表示のパネルです)。点灯しているボタンは、表示中のパネルを示します。パネルを隠すと、その分ほかのパネルが大きくなります。

初期値:4つすべて表示

「使わないグラフを隠すと、残りのパネルが大きくなり、叩いている間の画面が落ち着きます。」

スクロール

高速標準広い

安定性グラフに表示される時間です。「高速」で1.2秒、「標準」で1.8秒、「広い」で3秒です。同じ設定で、スペクトルのピーク跡が下がる速さも決まります。「高速」では速く、「広い」ではゆっくりになります。

初期値:標準

「安定性グラフが表示する時間と、ピーク跡の下降速度。高速は今の瞬間、広いは履歴を多く残します。」

ストロボ表示

波形バーホイールなし

ストロボ表示の種類を選びます(「ストロボ表示」を参照)。

初期値:波形

「3つの部分音の表示方法。波形:合うと線が平らになり静止。バー:ブロックが流れ、合うと停止。ホイール:従来の円形ストロボ。」

数値の表示

高速標準ゆっくり

数値が更新される間隔です。「高速」では画面が更新されるたびに、「標準」では90ミリ秒ごと、「ゆっくり」では220ミリ秒ごとに更新されます。ゲージとアニメーションは、常に測定に合わせて連続的に動きます。

初期値:標準

「表示される数値の更新頻度。測定には影響せず、読みやすさだけが変わります。」

アタック除去

なし80 ms160 ms300 ms

叩くたびに、選んだ時間のあいだハンマーの打撃音を無視し、響きだけを測定します。「なし」を選ぶとこのフィルターが無効になり、即座に検出します。

初期値:なし

「打撃音(ノイズ)を無視する時間。打った瞬間に値が跳ねる場合は長くしてください。」

ライセンス

ライセンスの状態(「ライセンスを有効化する」を参照)と、2つのボタンがあります。キー は有効化ウィンドウを開きます。解放 はライセンスが有効なときに表示され、この端末の枠を解放します。

「ライセンスの状態。30日間オフラインで動作し、オンライン時に自動更新されます。」
解放:「この端末の枠を解放します(パソコンを手放す前など)。キーは有効なままで、別の端末で有効化できます。」

スケールメーカー

開く を押すと、スケールメーカーが新しいタブで開きます(「スケールメーカー」を参照)。オフラインのときは、この行は表示されません。

バージョン

インストールされているバージョンの番号です。お問い合わせの際にお知らせいただくと役立ちます。

15アプリが記憶するもの

記憶される内容は、ブラウザに保存されます。端末ごと、さらにはブラウザごとに、それぞれ独立した設定になります。

次回起動時も保持されるもの起動のたびに初期状態に戻るもの
  • 言語と基準ピッチ
  • 許容範囲、感度、アタック除去
  • 部分音の基準(カスタムのずれを含む)と目標値のずれ
  • 表示するパネル、ストロボ表示の種類、スクロール、数値の表示、全画面での部分音の表示
  • スペクトルのズームと、安定性の表示レンジ
  • マイスケールの音
  • 記録帳、履歴、履歴の状態(停止中かどうか)
  • ライセンス
  • モード:アプリは固定ノートで D3 にロックした状態で起動します
  • 選んだスケールとディン(マイスケールは音を保持しているので、選び直すだけで使えます)
  • スペクトログラムの範囲
  • 目印と、固定したリファレンス
  • マイクの選択
  • ジェネレーターの設定

16オフライン、データ、プライバシー

16.1オフラインでの利用

一度読み込めば(できればインストールしておけば)、アプリはインターネットなしで動作します。測定、グラフ、記録帳、履歴、ジェネレーター、設定のすべてが使えます。インターネット接続が必要なのは、初回の読み込み、ライセンスの有効化、少なくとも30日に1回のライセンスの再確認、アップデートの受信、そしてスケールメーカーを開くときです。

16.2データの扱い

17測定のコツ

測定は気軽に、修正は訓練を積んでから

測定には何のリスクもありません。楽器の状態を把握したり、メンテナンスに出すべきかを判断したり、調律が保たれているかを確認したりできます。ハンマーでの修正には訓練が必要です。叩く位置を誤ると、トーンフィールドが元に戻らないほど変形してしまうことがあります。

18困ったときは

症状対処法
「マイクを使用できません」というバナーが出るブラウザの設定でこのサイトのマイクを許可し、マイクを使っているほかのアプリを閉じてから、再試行 を押します。
演奏しても何も表示されないマイクを近づけ、感度を上げます。設定の「マイク」で、正しいマイクが選ばれていること、警告 ⚠ が出ていないことを確認します。
違う音が認識される(隣のオクターブや隣の音)楽器のスケールを選ぶか、「固定ノート」または「取得」で音をロックします。
赤いバナー「演奏中:…、ロック中:…」が出る演奏している音とは別の音に、固定ノートでロックされています。グリッドで正しい音をタップするか、Auto に切り替えます。
叩いた瞬間に値が跳ねるアタック除去を有効にします(80 ms または 160 ms)。
数値の変化が速すぎて読めない「数値の表示」を「ゆっくり」に設定するか、安定性のグラフを見ます。
耳では音が下がって聞こえるのに、曲線は平らなまま聴覚による効果です。「安定性」の囲み記事を参照してください。
保存容量がいっぱいというメッセージが出る記録帳を書き出してから、古い記録を削除します。必要なければ、履歴も消去します。
起動のたびにキーを求められる有効化の時点で、ブラウザの保存領域がいっぱいでした。空き容量を作ってから、もう一度キーを入力してください。
ライセンスに「期限切れ、オンラインで更新」と表示される端末をインターネットに接続して、アプリを開き直してください。ライセンスは自動的に再確認されます。
新しい端末でキーが拒否される以前の端末のいずれかで 解放 を押します(設定の「ライセンス」の行)。90日間使われていない枠も、自動的に解放されます。以前の端末が使えない場合は、ご連絡ください。
「このHandpanTunerのコピーは、このサイトでは許可されていません。」というメッセージが出る公式サイト以外のアドレスからページが開かれています。handpantuner.app をご利用ください。
ブラウザのデータを消去したら、記録が消えた.json で書き出したファイルがない限り、復元できません。定期的に書き出すようにしてください。

19用語集

アタック除去叩いた直後の短い時間(80~300 ms で設定可能)、ハンマーの打撃音を無視するフィルター。
セント(¢)音の高さのずれを表す単位。半音の100分の1。
ピーク跡スペクトル上で、ある周波数が到達した最高レベルの跡。この跡はゆっくりと下がっていきます。
dB(デシベル)音のレベルの単位。グラフ上の値はマイナスで、0に近いほど音が大きいことを示します。
基準ピッチ(A4)すべての目標の基になるラ(A4)の周波数。通常は 440 Hz、ときに 432 Hz。
トーンフィールドシェルのうち、ハンマーで打ち出されて1つの音を出す領域。
ディン(Ding)ハンドパンの中央にある音で、通常は最も低い音。スケールはこの音を基に組み立てられます。
基音音の主となる部分音。音名の由来となる音です。
Hz(ヘルツ)周波数の単位。1秒あたりの振動数。
オクターブ基音の2倍の周波数で振動する部分音。
部分音1つの音を構成している、個々の単純な音。
5度基音のほぼ3倍の周波数で振動する部分音。1オクターブと5度上の音です。
目印スペクトルやスペクトログラム上の周波数に、自分で置く印。
Shoulder tones(ショルダートーン)調律する3つの部分音以外の、音の副次的な周波数を指して、製作者が使う呼び名。
スペクトルある瞬間における、音のエネルギーの周波数ごとの分布。
スペクトログラム時間とともに流れていくスペクトル。各行が1つの瞬間を表し、色がレベルを示します。
平均律、純正5度の目標を決める2つの方法。クロマチックチューナーと同じ5度か、正確な 3:1 の比か。
許容範囲部分音が合っているとみなされる、ずれの上限(セント単位)。

20スケールメーカー

無料で、ライセンスなしで使える、もうひとつのツールです。スケールを1音ずつ組み立てて試聴し、上下2つのシェルへの音の配置を確認し、複数のスケールを比較して、画像として書き出せます。トップ画面、サイトのフッター、または設定(「スケールメーカー」の行の 開く ボタン)から開けます。

スケールメーカーを開く

21お問い合わせ

ご質問、不具合、アイデアなどがありましたら、contact@handpantuner.app までご連絡ください。その際は、できればお使いの端末、ブラウザ、バージョン番号(設定の「バージョン」の行)をお知らせください。

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